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手湿疹に関する医療用語

保険診療とは

 

病院を受診すると、診察や検査、処置、点滴、薬の処方などが行われます。

 

そして、それらの全てそれぞれに、「保険点数」が決められています。

 

この保険点数によって、診療費が計算されるのです。

 

日本人の場合、基本的に社会保険、もしくは国民保険に加入し、
保険料を納めていますから、患者さんが払うお金は、全額ではなく、
自己負担分のみになります。

 

一般的には3割の支払いですから、通常の支払いはそれほど大きな額にはなりません。

 

医療費の支払いは、1割負担の人もいますし、全額免除されている人もいます。

 

 

アレルギー反応とは

 

アレルギー反応とは、身体に入ってきた異物を、
身体から排除しようとするために起こる反応のことです。

 

アレルギーの原因物質、つまりアレルゲンは、
私たちヒトの体から見れば「異物」デス。

 

もともと自分の身体の中にはない異物が入ってくることによって、
それを身体から排除しようとする反応が起こり、
アレルギー反応が起きるのです。

 

全ての異物に対してれルギー反応を起こせば、
ヒトは生きていくことができません。

 

しかし、ヒトには、トレランスという耐性のしくみが備わっています。

 

トレランス(耐性)とは、
異物が身体の中に入ってきても、反応を起こさないようなしくみのことです。

 

ですが、このしくみを超えてアレルギー反応が起きる場合があり、
それがアレルギー疾患になります。

 

たとえば、妊婦さんに痒みや湿疹がでることがあります。

 

それは、身体の中の赤ちゃんに対しても、異物反応が起こっているからです。

 

その証拠に、出産後は、痒みや湿疹の症状は消えていきます。

 

 

抗体とは

 

抗体とは、ウイルスや細菌などの外敵から身体を守るために体内で作り出されるもので、
外敵が体内に侵入してくると、速やかにその外敵に対抗する役割を担うものです。

 

たとえば、水ぼう瘡は、一度かかると、
それに対する抗体が作られるため、再度水ぼう瘡になることはありません。

 

世の中には、色々なウイルスがあり、
名前も知られていないようなものもありますが、
それらのウイルスに知らず知らずのうちに感染し、
それぞれの抗体を作りながら、私たちの体は強くなっていきます。

 

具体的に言うと、子どもの頃はよく風邪を引いていたという人も、
大人になったら風邪を引く回数が少なくなったり、
引いたとしても速く治るなどします。

 

ですから、「抗体」と聞くと悪いイメージを持つ人も多いのですが、
抗体には良い部分もあるのです。

 

ただし、アレルギー反応を引き起こすIgE抗体や、
リウマチ等の膠原病、甲状腺疾患を起こす自己抗体など、
自分で自分自身を攻撃してしまう、良くない抗体もあります。

 

 

遺伝子とは

 

遺伝という言葉はよく使われていますね。

 

遺伝とは、血のつながった両親や先祖から、
何らかの情報を受け継ぐというもので、
その情報の元になっているものが「遺伝子」です。

 

遺伝子は、私たちの体のあらゆる部分に関係していて、
遺伝しに異常がある場合、色々な遺伝病が発症します。

 

近年は、生まれる前に異常を診断する「出生前診断」、
正常な遺伝子を組み込む「遺伝子治療」、
膨大な遺伝情報を管理する「遺伝子チップ」という言葉が、
医療の現場で飛び交っています。

 

色素沈着

 

皮膚に炎症が起きると、皮膚の細胞が大きくダメージを受けます。

 

その炎症が大きければ大きいほど、
皮膚の細胞のダメージは大きくなり、色素沈着という茶色のシミのような跡が残ります。

 

皮膚の細胞がダメージを受けると、傷ついた細胞のうち、
メラノサイトという細胞の活動が活発になり、
メラニンという色素を大量に作り出してしまいます。

 

そのメラニンが皮膚に蓄積し、色素沈着になるのです。

 

手湿疹だけでなく、湿疹や湿布かぶれ、
化粧かぶれ、ニキビ、虫刺されでも、色素沈着は起こります。

 

 

免疫

 

自分の身体を守るために、自分と細菌やウイルス、がん細胞などの外敵を区別し、
外敵を退治する機能のことを「免疫」といいます。

 

免疫は、一度経験した外敵を記憶するため、
健康で病気をしない人のことを「免疫力が強い」とか、「免疫力がある」と言ったりしますね。

 

このような免疫の性質をウマく活用したのが、ワクチンです。

 

ワクチン(予防接種)は、弱らせた外敵を体内に入れて、
症状が発症しないように、或いは軽く済ませるなどして、
免疫力だけを獲得するというものです。

 

免疫の機能に以上が生じた場合、免疫病になります。

 

そして、免疫活性が低くなると、エイズ等の免疫不全症になり、
免疫活性が高くなると、リウマチやI型糖尿病などの自己免疫病になります。

 

免疫病の一つであるアレルギーは、
免疫が間違って作用してしまったり、強く機能しすぎたりして起きるものです。

 

本来、自分を守ってくれるはずの免疫に異常が生じ他場合は、
薬を使って治療をします。

 

 

遺伝子

 

手湿疹の患者さんの4人に1人が、
皮膚のバリア機能を作るのに必須な成分である
フィラグリンという遺伝子に異常を持っているそうです。

 

フィラグリンという遺伝子に異常がある人は、
ドライスキンになります。

 

そして、そのドライスキンは、親子で遺伝する場合があるのです。

 

将来、自分が子どもを持ったときに、
自分の子どもにも手湿疹で苦労させてしまうかもしれない・・・
などと、不安な気持ちになる人も多いと思います。

 

ですが、遺伝子の検査、遺伝子を良く活用する技術が進んでいます。

 

将来は、遺伝子情報によって、早くから手湿疹対策として
ドライスキン対策をしよう、バリア機能を補おうという意思が働き、
手湿疹を発症せずに済むというようになるかもしれません。

 

遺伝というと怖い、イヤだ、不快だ・・・というイメージも強いのですが、
あらかじめ分かっていれば、早めに対処できると言う点で、
メリットの高い情報として活用していくという考え方に
切り替えてみると良いのではないでしょうか。

 

ジュネリック医薬品

 

ジュネリック医薬品という言葉を聞いたことがあると思います。

 

新しい薬を開発する際には、莫大な費用が必要で、
安全性を確認するための試験などにも長い時間を必要とします。

 

ですから、新しい薬を作った製薬会社は特許を取得し、
その薬を20〜25年くらいの間独占的に販売できるというしくみがあります。

 

この期間を過ぎたら、他の製薬会社も同じ成分を使い、
同じ薬を作ることができるようになります。

 

それが「ジュネリック医薬品」です。

 

つまり、開発費や時間がかかっていない分、
本来の薬よりも安く作ることができるので、
私たちにも安く販売されるのです。

 

テレビや新聞等で、ジュネリック医薬品を使いましょうといっているのは、
日本で上がり続ける医療費を何とか下げようと、
国が政策を進めているから・・・という部分もあります。

 

ジュネリック医薬品には、確かに良い部分もあるのですが、
心配な部分もあります。

 

同じ成分という点では正しいのですが、
必ずしも同じ効果が期待できるとは限りません。

 

たとえば、薬を包んでいるカプセルは、
最も吸収される腸の部分で溶けるように作られていますが、
ジュネリック医薬品のカプセルが、本来のものと違ったら・・・
と考えると、少し心配なのです。

 

腸の吸収の悪いところで溶け出すようなカプセルが使われたとすると、
薬の成分は同じであったとしても、本来の効果とは違う物になります。

 

またワセリンなどでも、薬の成分は同じでも、
ワセリンに不純物が混ざっていたとすると、同じ効果は得られません。

 

安いのだから、少しくらい効果が少なくても当たり前・・・
というようには、思うことはできません。

 

手湿疹の悩みは切実です。

 

ジュネリック医薬品であっても、医薬品をつくる目的は、
国の医療費を減らすということだけではいけません。

 

「患者さんの病気を治すこと」が、最大の目的であるべきです。

 

信頼できる会社、信頼できるジュネリック医薬品を選んで使うことが必要です。

 

 

亜鉛華単軟膏と亜鉛華軟膏

 

亜鉛華単軟膏と亜鉛華軟膏は、
どちらを使っても治療効果が違ってくるということはありません。

 

「亜鉛華単軟膏100g」は、
「単軟膏」に「酸化亜鉛10g」と溶かし込んであるものです。

 

「亜鉛華軟膏100g」は、「白色軟膏」に「酸化亜鉛20g」を
溶かし込んだ上に、「流動パラフィン」を添加したものです。

 

「酸化亜鉛」の働きは、
保護、消炎、浸出液を吸収して乾燥させるなどの効果があります。

 

また、「単軟膏」は硬く、「白色軟膏」や「流動パラフィン」は、
ベタベタした感じがします。

 

使い分けの必要はなく、
ステロイド軟膏と混ぜて使う場合は、
ある程度硬さがあったほうが使いやすく、
乾燥させすぎるのは手湿疹に良くないということから、
患部のマイルドな乾燥と保護を目的とする場合は、
酸化亜鉛含有量の少ない少し硬めの「亜鉛華単軟膏」が処方されることが多いようです。

 

少し硬くて塗り辛い亜鉛華単軟膏ですが、
手湿疹治療にはとても効果があります。

 

頑張って、毎日の処置に使っていきましょう。

 

 

金属かぶれ

 

イヤリングや指輪等の装飾品や腕時計などの金属が皮膚に触れたことにより、
痒みをともなう赤い発疹が出るアレルギーが「金属かぶれ」です。

 

子どもが砂遊びをして手が荒れることがあります。

 

これも、砂に含まれる金属による金属アレルギーかもしれません。

 

また、汗をかきやすい季節に、夏に頚部の湿疹が悪化しやすい人は、
ネックレスなどが皮膚に接触し、金属で汗がイオン化して
アレルゲンとして吸収されるため金属アレルギーを起こしていると考えられます。

 

金属アレルギーといっても、色々な金属があります。

 

身につけることができる金属品を調べるためにも、
金属パッチテストを受けると良いでしょう。

 

金属パッチテストは、17種類の金属を背中や上腕内側に2日間貼って変化を見るものです。

 

テープで密閉固定するため、痒くなることが多いので、
湿疹がある人にはできません。

 

また、テープを貼る2日間は、汗をかくような運動や、
入浴をすることができませんので、涼しい時期に行うようにします。

 

 

ウイルス

 

ウイルスは、本当にたくさんの種類があります。

 

そして、人から人へと感染することによって問題が起こります。

 

たとえば、肝炎ウイルスなどは針や出産によって感染しますし、
成人T細胞白血病ウイルスは母乳で感染します。

 

インフルエンザなどは、空気中を飛んで飛沫感染します。

 

手湿疹の分野で問題となるウイルスでは、
直接触れることで接触感染するポックスウイルスや単純ヘルペスウイルスがあります。

 

これらのウイルスの感染を予防するには、
マスクを使ったり、皮膚からの感染を容易にしないように、
皮膚表面のバリア機能を保つ、つまり乾燥肌を予防することが大切です。