手湿疹が治らない人のための手湿疹の治し方ナビ【水泡型手湿疹やガサガサ手湿疹の治し方をサポート】

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手湿疹の水泡の原因とは

手湿疹の水泡の原因は一体何なのでしょうか。
手湿疹になり、手に水泡がたくさんできてしまうと、患部がとてもかゆくて堪らなくなります。

 

水泡の大きさは直径1ミリ程でとても小さいのですが、
かゆさに耐えることができずに患部を掻きむしってしまって
水泡が潰れてしまいます。
水泡が潰れると中からリンパ液が溢れてきて、その後ただれてしまいます。

 

しかも、水泡を掻いてしまって潰してしまった後、
症状が前よりも広がってしまったという声がとても多いようです。
水泡を掻くと、水泡ができている部分の皮膚が破れてしまい、
さらにその外側に水泡が新しくできてしまうのです。

 

水泡が潰れて、ただれが起こった後はどんどん皮膚が乾燥していき、
やがて皮膚がポロポロと剥がれ落ちるようになります。

 

それで終わりなら良いのですが、
ここで終わる事なく、また水泡が新しくできるという繰り返しが起こります。
その状態が続けばどうなるかわかりますよね。
肌はどんどんボロボロになっていってしまいます。

 

それではなぜ、手湿疹の水泡ができるのでしょうか。
手湿疹の水泡は「体からの防御反応」と考えられます。
体の外からの異物に対して、体が反応を引き起こし、
皮膚の表皮の部分に体液が溜まります。
感染症を引き起こしていない場合、水泡の中から細菌が検出されることはないそうです。

 

では、なぜ手に限って、こんなに水泡が出てしまうのでしょうか?

 

人間の手というのは角質層がとても厚く、
手がうるおった状態を保つためには、水分と皮脂を十分に与えておく必要があります。
しかし、手には汗腺はあるのですが、皮脂腺はありませんので、
手は慢性的に皮脂が不足しやすい部位だと言えます。

 

そんな状態の中、手が水や洗剤に毎日のように触れていると、
ただでさえ皮脂が不足しているのにも関わらず、
皮脂がどんどんと流れていってしまい、
手がますます乾燥していってしまいます。

 

そうなれば手の角質はどんどん剥がれていってしまい、
皮膚が薄くなることでわずかな刺激にも耐えられなくなります。
そしてやがて手に炎症が起こるようになり、手湿疹に繋がって
場合によっては水泡を伴う症状が出てしまうのです。

 

特にアトピー体質の人は小さな頃から乾燥しやすい体質であり、
手湿疹になりやすいと言われています。
また、手足などの末端の血の巡りが良くない冷え症の人は
肌に栄養が渡りにくく、乾燥しやすいようです。

 

それから手に汗をかきやすい人も注意が必要です。
手に汗をかくのはストレスが関係しているのですが、
手に大量の汗をかくと皮脂まで一緒に流れ出てしまい、
乾燥を助長してしまいます。

 

さらに季節も関係しています。
秋から冬にかけて、空気が非常に乾燥しやすくなりますので、
手がどんどん乾燥してしまいますし、
それと同時に皮脂の分泌量も減少してしまいます。

 

驚く事に手湿疹の水泡の原因はこれだけではありません。
紙や布、ゴム製品やセロハンテープなどを触った時の摩擦で手の皮脂が奪われることもありますし、
シャンプーやリンスの成分が手湿疹の水泡の原因になることもあります。

 

また、素手で触ることで手湿疹の水泡ができてしまう恐れのある食材もあるのです。
それも野菜から肉類、果物や魚介類、豆類に至るまで非常に多くの品目があり、
どれも特別な食材ではなく、日常的に触れるものばかりです。
ですから、とにかく手の皮脂を失わないように、
作業をする時には手袋を付けるようにし、ハンドケアを怠らないようにしましょう。